摘要 : 高校野球における傷害予防の取り組みは，1993年の夏 の甲子園大会において投手の肩?肘関節の実態が調査さ れたことに始まる.その後，1995年から春と夏の甲子園 大会においてメディカルサポートが開始された奈良 県においては1999年から夏の大会のべ... 展开 高校野球における傷害予防の取り組みは，1993年の夏 の甲子園大会において投手の肩?肘関節の実態が調査さ れたことに始まる.その後，1995年から春と夏の甲子園 大会においてメディカルサポートが開始された奈良 県においては1999年から夏の大会のべスト8以降の試合 のサポートを開始し，2008年からは夏の大会のべスト16 以降の試合に対象を広げ，2009年からは春夏秋すベての 奈良大会を1回戦からサポートしている.われわれは 2009-2014年のサポートのデータをまとめ，論文とし た.そのなかで傷害内容はオーバーユースが37%と もっとも多かったが，具体的な傷害名を調査できていな かった.そこで2015年より問診票を改訂し，具体的な傷 害名を調査するように変更した.2020年に，新型コロナ ウィルス感染症（C0VID-19)拡大防止のため春の奈良 大会は中止となった.夏以降奈良大会は再開されたが， C0VID-19拡大防止対策のためサポート内容は大幅に変 更となった.そこで，COVID-19流行前の2015-2019年のデータをまとめ検討したので報告する. 收起