摘要 : 幹線道路周辺における質問紙調査の結果を利用して，精神健康調査票(GHQ-28)で神経症と判別された者の比率と騒音·振動による各種生活妨害との関連を解析することで，既報で検出された健康影響がどのような生活妨害によって生じているかを明らかにする... 展开 幹線道路周辺における質問紙調査の結果を利用して，精神健康調査票(GHQ-28)で神経症と判別された者の比率と騒音·振動による各種生活妨害との関連を解析することで，既報で検出された健康影響がどのような生活妨害によって生じているかを明らかにすることを試みた。 その結果，対象地域における健康影響は，主として振動による睡眠妨害によって生じていることが明らかとなった。また，対象地域の幹線道路近傍では，振動レベルが5dB程度低下するだけで，睡眠妨害の発生頻度が大幅に低下し，健康影響が軽減されると考えられた。 さらに，現行のL{sub}(V10)に基づいた振動評価では，睡眠妨害ならびに健康影響を適切に評価できていないと考えられた。 收起